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酒、醤油、酢、みりん、かまぼこ、お茶。日本の伝統食品の担い手6人で結成されたユニットが、この「HANDRED」です。
職人たちの手仕事(HAND)から生まれる、失われつつある日本の味(RED)を、 100年先の世代(HUNDRED)まで残したい。
古くは江戸の時代から代々受け継がれてきた、大量生産では生みだすことの出来ない繊細な味を。この国の技術の高さを、食文化の深みを、日本食の可能性をさまざまな活動を通して、世界へ、そして未来へと発信していきます。
寛文2年創業。諏訪大社の宝物である「真澄の鏡」を酒名に戴いた清酒『真澄』を手がける、350年以上も続く酒蔵。原料である酒米の調達から販売方法に至るまで徹底してこだわり抜き、自然と人が 醸した美酒を信州・諏訪から発信しています。
元禄元年創業。徳川紀州藩の荷を運ぶ廻船問屋の末裔が、300余年に渡り受け継いで来た『三ツ星醤油』に『徑山寺味噌』の製法。江戸時代そのままの蔵で、手作業にて麹をつけ、薪で火入れする様子は、まるでタイムスリップしたかのよう。人の手だからこそ醸せる温かい味わいが今も脈々と続いています。
明治26年創業。棚田で自ら米を作り、酢を造る工程を一貫して行う日本で唯一のお酢蔵。京都・宮津で創業以来、50年以上にわたり、無農薬の米から酢を造り続けています。フードロス軽減のための『ピクル酢』や、日本人のおもてなし力向上のための手巻き寿司パーティー(テマパ)指南など、社会性のある提案も行っています。
江戸後期創業。岐阜県川辺町で、 江戸時代から変わらない伝統の製法で造られる『福来純三年熟成本みりん』。もち米・米麹・自家製米焼酎のみを原料に「手麹」で造られる、 このうえなく純粋なみりんは、調味料としてはもちろん、食前酒やデザート酒としても高く評価されています。
慶応元年創業。化学調味料や保存料無添加。使用するのは箱根の水と塩、魚、天然素材の調味料のみ。国家資格を有した職人の手による伝統的な製法を極めながら、魚の美味しさや可能性を引き出す技術開発を進めています。また、魚を育む豊かな海と森を守るための「循環型ものづくり」にも取り組んでいます。
文久3年創業。初代丸谷八左衛門に由来する商号を持ち、加賀藩前田家が奨励した加賀茶の歴史とともに歩んできた日本茶専門店。昭和58年に昭和天皇に献上された「茎のほうじ茶」である『献上加賀棒茶』は、一番摘みの上質の茎を浅く炒り上げる独自の製法で仕上げられ、丸八の粋が集約されています。